ITコンサルティング・構築・開発・保守・教育までサポートする株式会社エイペクス

APEX NEWS Vol.34

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   APEX NEWS 
 2015 年 冬号 Vol.34
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あけましておめでとうございます。
株式会社エイペクスでございます。
本年もよろしくお願い致します。

本メールは、弊社と保守契約を締結して頂いているユーザーの皆様へ、
保守サポートの一環として、パッチ情報を中心とした「ご案内」を
配信させて頂くものです。

※3か月に1度(春号:4月 夏号:7月 秋号:10月 冬号:1月)の定期的な配信を
予定しております。

より一層のサービス向上を目指し、弊社社員一同邁進してまいりますので、
これからもよろしくお願い致します。

※配信停止をご希望されるお客様は、末尾をご覧下さい。

※本メールは等幅フォントで最適化しております。

◆━ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○ PICKUP
    『ネット選挙解禁で変わるこれからの選挙』

○ 世界のITトレンド
    『ドイツのIT事情』

○ ITトレンド情報
    簡単!ボタンでショートカット操作 など    

○ 技術情報
    1. Microsoft 月例更新セキュリティ情報(10月~12月分)

    2.APEXセキュリティ情報

○ お知らせ
    お問い合わせ窓口に関するご案内
    DM配信スケジュール
    ご質問受付について
    次号配信予定

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━━★PICKUP 「ネット選挙解禁で変わるこれからの選挙」★━━

本号のPICKUPは、弊社2014年度新入社員の岩崎が
「ネット選挙」についてお伝えします。

■—–

皆様、明けましておめでとうございます。
今回のテーマは昨年の12月に行われました衆議院議員選挙にちなんで
「ネット選挙」について紹介致します。

「ネット選挙」とは、インターネットを選挙運動に利用することをいいます。
インターネットの急速な普及に伴い、2013年に公職選挙法が改正され、
一定の規制のもとでインターネットで選挙運動を行うことが解禁されました。

私たち有権者は、メールを除くインターネットでの選挙運動が
自由にできるようになります。
例えば、応援している候補者・政党の情報をSNSで拡散することができます。 

○有権者にとってのメリット

 1.既存のメディアでは報道されない候補者の情報も簡単に入手できます。

 2.TwitterやFacebookで候補者の投稿に対してコメントする
  など、SNS上で候補者とのやり取りが可能になります。

 3.応援したい候補者の特設サイトを作成できるなど、
  有権者個人で選挙運動を行うことが容易になります。

 参考リンク:http://議員hp.com/diary/3.html

○ネット選挙で注意すべきこと

 1.未成年の「ネット選挙運動」は禁止されています。
 
  未成年がTwitterで「○○候補に投票してください!」とツイートすると
  公職選挙法違反に問われる可能性があります。未成年が候補者のツイートを
  リツイート(転送)することも禁止されています。

 2.「ネット選挙運動」ができるのは、選挙期間中のみです。

  選挙期間とは、公示(告示)日から投票日前日までのことをいいます。
  選挙の公示(告示)日前や投票日当日に「○○候補の応援をお願いします!」
  とインターネット掲示板に書き込むと公職選挙法違反に問われる可能性が
  あります。

 3.「ネット選挙運動」には表示義務があります。
 
  ネット選挙運動は「電子メールアドレス等の連絡先」の表示義務があります。
 SNSのように情報発信している本人とすぐ連絡がとれる場合は問題ありませんが、
  ホームページ、掲示板、ブログのコメント欄等への書き込みを行う場合には、
  1つ1つ連絡先を表示しなければなりません。

 4.有権者は「メール」で選挙運動ができません。

  特定の候補者への投票を促すメールを自分で作成して送信することはもちろん、
  候補者から届いたメールを転送することも禁止されています。Twitter,Facebook,
  LINEなどは「ウェブ」であるため自由に使うことができます。

  参考リンク:http://jane.or.jp/voteforjapan/net/elector.html
 
ネット選挙解禁により、候補者に関する情報が容易に手に入ったり、手軽に候補者の
応援ができるようになったりすることで、特に普段からインターネットに親しんでいる
若年層の投票率の向上につながることが期待されます。

しかし、上記の「ネット選挙で注意すべきこと」のように知っていないと
些細なメールやツイート1つで法律違反に問われることもあるので注意しましょう。

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━━★世界のITトレンド ドイツのIT事情 ★━━

今回はドイツのIT事情についてお伝えします。

○基本情報
ドイツはヨーロッパ中部に位置し、面積35.7万平方キロメートル(日本の約94%)
人口は8052万人(日本の約63%)となっています。
正式名称は『ドイツ連邦共和国』です。

ドイツは日本にとって欧州最大の貿易相手国であり、
世界有数の先進工業国であるとともに貿易大国です。
GDPの規模ではドイツが欧州内で第一位となっています。

○国民性と仕事
経済大国のドイツですが、国民性は「真面目」や「勤勉」で
日本人の気質に似ていると言われています。
その一方で、休みが多い、残業をしない、という特徴もあるようです。

ドイツの労働時間法は1日の労働時間を8時間と定めており、
実際には大半の労働協約がそれよりも短い労働時間を定めています。
残業はほとんどなく、時間内に効率的に仕事を進めることを大切にしています。
年間で25日~30日の休暇が与えられることが一般的で、有休はきちんと使い切ります。

最近ではドイツの労働大臣が、
午後6時以降に仕事をすることを禁止する方向で法改正を進めることを示唆し、
業務メールが午後6時以降禁止されるとネットで話題になりました。

お店の営業時間が短く、日曜日も営業しない、というのは
労働者の立場からすれば嬉しい話かもしれませんが
消費者の立場からすると少し不便な気もします。

しかし、そういった面はIT技術の発達でカバーできるかもしれません。

○Virtual Interactive Promotion(仮想双方向販促)技術
2013年のドイツのIT見本市では、
ドイツのベンチャー企業が、ショーウィンドウ向けの
新しい販促システム「VIP(Virtual Interactive Promotion)」を発表しました。
この技術では、
大きなガラスにプロジェクターを使って等身大のバーチャルな店員を投影し
モーションセンサー技術を使ってそのバーチャルな店員と対話したり、
商品の写真を360度自由な角度から見たりすることができます。
注文はガラスに移る2次元バーコードを携帯端末で読み取ってメールを送れば完了します。
この技術があれば営業時間が短くても
お店側はその場所にあるショーウィンドウを有効活用でき、
消費者も好きな時に買い物ができるので、より快適に過ごせそうです。

○駐車料金の支払い
ヨーロッパでは路上駐車はよく見られる光景です。
ドイツで路上に駐車をする場合、料金の支払いは前払い制で
あらかじめ時間を考慮した駐車券を買い、車においておく必要があります。
時間を延長したい場合は、終了時刻になる前に再度駐車券を買い足す必要があります。
発券機の周りには両替機もなく、発券機は紙幣に対応していないため、
小銭を持っていなければ駐車できないという状態でした。
また、予想より早く予定が終わった場合には、駐車料金は払い損となってしまいます。
そんな状況を「ハンディ・パルケン」という、携帯電話で料金を支払うシステムが
解消することに成功しました。
このシステムを使えば、駐車時間をオーバーしても携帯電話で簡単に延長することができ、
分刻みで必要な料金を精算できるため無駄がありません。
車を停めた後と駐車が終わった時にSMSで連絡します。
駐車終了予定時刻の10分前にはSMSで連絡も来るので
うっかり延長し忘れて駐車違反を取られることもありません。
ドイツ発のこのシステムは幅広く受け入れられ、
近隣の国々へも広がりを見せています。

○ネット中立性
ドイツでは連邦経済技術者省が全てのISPsに対し、
利用者に対して同じ速度のデータ通信を提供すること(ネットワーク中立性)を要求する
新たな規制を計画していると発表しました。
ネット中立性(ネットワーク中立性)とは、
インターネットサービスプロバイダが、ユーザーやコンテンツなどによって
差別することを禁止し、エンドユーザーが不当な制限なしに
インターネットを利用できるようにしよう、というものです。
ネット中立性の議論は
ブロードバンド事業者が、ブロードバンドを利用して成長するネット事業者に
ブロードバンド整備の投資負担を求める動きが表面化したことから始まったと
されています。

「ネット中立性保証規則」案は国会に提出されるも成立には至りませんでしたが
この新しい規制案が成立すると、ドイツ連邦ネットワーク庁は
現在は不可能とされているネットワーク中立性に関する規制の違反を
取り締まることが可能となります。

参考サイト
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/germany/data.html
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD1901X_Z10C13A3X22000/
http://www.nttcom.co.jp/comzine/no087/worldit/index.html
http://woman.mynavi.jp/article/141124-63/

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━━★IT トレンド情報★━━

1.簡単!ボタンでショートカット操作
https://www.indiegogo.com/projects/flic-the-wireless-smart-button
スマートフォンから用途を設定して使うことのできるボタンです。
電話をかける、家電を操作、などの動作を割り当てておけば
ボタンを押すだけで簡単にその動作ができるようになります。

2.「Firefox 34」正式リリース 「Firefox Hello」を搭載
https://www.mozilla.org/en-US/firefox/34.0.5/releasenotes/
ビデオチャットやボイスチャットができる「Firefox Hello」が搭載されました。

3.ウォークスルーで静脈認証 
http://www.sankeibiz.jp/business/news/141209/bsc1412090500001-n1.htm
日立製作所が歩きながら認証装置に手をかざして静脈認証ができる技術を開発。
正確な本人確認とスムーズな入退場を目指しており、オリンピックでの利用が
期待されます。

4.その他トレンド情報
・iOSに日本語IME
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1412/02/news028.html

・マイクロソフト クリップアートを廃止
http://jp.techcrunch.com/2014/12/02/20141201microsoft-is-getting-rid-of-clip-art/

・汗で発電するタトゥーシール
http://www.huffingtonpost.jp/engadget-japan/electricity-generation_b_5683877.html?utm_hp_ref=japan-technology

━━★マイクロソフト セキュリティ情報★━━

 ~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2014年 10月分)

  深刻度:緊急「3件」重要「5件」
詳細情報:https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/ms14-oct

 ~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2014年 11月分)

  深刻度:緊急「5件」重要「8件」警告「2件」
詳細情報:https://technet.microsoft.com/ja-JP/library/security/ms14-nov

 ~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2014年 12月分)

  深刻度:緊急「3件」重要「 4件」
詳細情報: https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/ms14-dec

━━★APEX セキュリティ情報★━━

■初めに APEXセキュリティ情報とは
  APEXセキュリティ情報は、各セキュリティ情報や製品情報を
  弊社が特選し掲載をするものです。
  Microsoft社に限らず、重要だと判断した情報は展開しておりますので
  ご活用頂ければ幸いでございます。

※冬休みの時期はコンピューターウィルスも多く出回る傾向にあります。
不審なメールや添付ファイル等には十分にお気を付けください。

  情報源は、JPCERT/CCを主としております。
  JPCERT/CC : http://www.jpcert.or.jp/

【1】Kerberos KDC の脆弱性に関する注意喚起

●概要
攻撃者はこの脆弱性を利用することにより、
管理者権限のないドメインユーザーアカウントの権限を、
ドメイン管理者アカウントの権限に昇格させる可能性があります。

●対象バージョン
 - Windows Server 2003
– Windows Server 2008
  – Windows Server 2008 R2
  – Windows Server 2012
  – Windows Server 2012 R2

●対応策
Microsoft Update、Windows Updateなどを用いて
セキュリティ更新プログラムを適用してください。

●情報源
マイクロソフト セキュリティ情報
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/ms14-068

【2】ドメイン名ハイジャックに関する注意喚起
●概要
.comドメイン名の登録情報が不正に書き換えられ、攻撃者が用意したネーム
サーバーの情報が追加されるドメイン名ハイジャックが複数発生しました。
このドメイン名ハイジャックにより、一部のユーザーが当該組織のWebサイトを
閲覧する際の名前解決において、意図しないIPアドレスに誘導され攻撃者が
用意したサーバーに接続していました。

●対象
ドメイン名登録者やドメイン名管理担当者

●対策
利用している登録情報を管理するためのIDやパスワードなどの認証情報が
不正に使用されないよう適切に管理してください。

●軽減策
管理する登録情報が不正に書き換えられた場合、すぐに検知できるように
以下の軽減策の適用をご検討ください。
– whois などのコマンドを利用し、ネームサーバー情報などの登録情報が
  正しく設定されているか定期的に確認する (※)
 - 登録情報が不正に書き換えられるインシデントに備えて、レジストラの連絡先や
問い合わせ方法を事前に確認する

(※) JPCERT/CCでは、攻撃者に不正に書き換えられた登録情報が、
1~2日程度で元の登録情報に戻されていたことを確認しています。

●情報源
http://www.jpcert.or.jp/at/2014/at140044.html

【3】2014年11月一太郎シリーズの脆弱性に関する注意喚起
●概要
この脆弱性を使用することにより、改ざんされた文書ファイルを直接開いた際に
遠隔の第三者が任意のコードを実行する可能性があります。

●対象バージョン
– 一太郎2014 徹
– 一太郎2013 玄
– 一太郎2012 承
– 一太郎2011 創 / 一太郎2011
– 一太郎Pro 2
– 一太郎Pro
– 一太郎Government 7
– 一太 郎Government 6
– 一太郎2010
– 一太郎ガバメント2010
– 一太郎2009
– 一太郎ガバメント2009
– 一太郎2008
– 一太郎ガバメント2008

●対応策
ジャストシステム社のWebサイトにてアップデートモジュールが
公開されています。
アップデートモジュールを適用してください。

●情報源
https://www.justsystems.com/jp/info/js14003.html

━━★お知らせ★━━

 ~お問い合わせ窓口に関するご案内~

  より良い保守サービスを皆様にお届けさせて頂く為に、
  可能な限り障害発生時の第一報を下記までご連絡下さいますよう、
  ご協力をお願い申し上げます。

 【連絡先】

電話番号(保守専用): sales
※ 中部地区以外のお客様につきましては、保守メニュー
によって別の電話番号をご案内させて頂いている
場合がございますので、その場合は引き続き現状の
電話番号をご利用下さい。

メールアドレス(保守専用): helpdesk
※ 保守メニューによっては、個別のメールアドレスを
ご案内させて頂いている場合がございますので、
その場合は引き続き現状のメールアドレスをご利用下さい。

  より一層「お客様の為」のサービスとなるよう、
  保守環境の 整備を実施して参りますので、引き続きご愛顧の程、
  よろしくお願い申し上げます。

 ~DM配信スケジュール~
  3か月に1度(春号:4月 夏号:7月 秋号:10月 冬号:1月)配信予定

 ~ご質問受付について~
  今号でご紹介致しましたITトレンド情報及び技術情報、
  または弊社についてのご質問をお受けいたします。
  なお、ご質問内容に関しては、事前に公開可否をお伺いさせて頂きます
  ので、その旨予めご了承下さいますよう、よろしくお願いいたします。

  ご質問は下記までお願いいたします。

  ヘルプデスク : helpdesk

  ぜひお待ちしております。
  #回答は次号以降、順次させて頂く予定です。

 ~次号配信予定~
  2015年4月1日(水)

【編集後記】
いつの間にかお年玉が「もらえるもの」から「あげるもの」になり、
自分も大人になったのだなと改めて感じます。
少し寂しい気持ちはありますが、
その分、大人だから出来ることも増え、楽しみも増えていると思うと
お年玉がもらえない寂しさなんてへっちゃらですね。

一年の計は元旦にあり!
一年の計は仕事始めにあり(!?)ということで
お客様に喜んで頂けるような仕事が出来るように
今年もたくさん学んで成長していきたいと思います!

では、次号も皆様へ笑顔をお届けできますように。
 ◆◇————————————-
  【文責】 APEX ソリューション推進部            
   APEX NEWS 編集者 松岡                  
  —————————————◇◆

編集責任者: 松岡 由香里
発行責任者: 新開 康彦

内容のお問い合わせについて、また本メールの配信停止については
お手数ですが、下記までご連絡をお願い致します。

株式会社エイペクス
ソリューション推進部
TEL : sales
Email : helpdesk

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