ITコンサルティング・構築・開発・保守・教育までサポートする株式会社エイペクス

APEX NEWS Vol.38

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   APEX NEWS 
 2016 年 冬号 Vol.38
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あけましておめでとうございます。
株式会社エイペクスでございます。
本年もよろしくお願い致します。

本メールは、弊社と保守契約を締結して頂いているユーザーの皆様へ、
保守サポートの一環として、パッチ情報を中心とした「ご案内」を
配信させて頂くものです。

※3か月に1度(春号:4月 夏号:7月 秋号:10月 冬号:1月)の定期的な配信を
予定しております。

より一層のサービス向上を目指し、弊社社員一同邁進してまいりますので、
これからもよろしくお願い致します。

※配信停止をご希望されるお客様は、末尾をご覧下さい。

※本メールは等幅フォントで最適化しております。

◆━ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○ PICKUP
    『次世代OS、Windows10 その特徴と機能について』

○ 世界のITトレンド
    『広がるネットスーパーの利用』

○ ITトレンド情報
    『情報セキュリティ事件の2015年総まとめ』 など    

○ 技術情報
    1. Microsoft 月例更新セキュリティ情報(10月~12月分)

    2.APEXセキュリティ情報

○ お知らせ
    お問い合わせ窓口に関するご案内
    DM配信スケジュール
    ご質問受付について
    次号配信予定

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━━★PICKUP「次世代OS、Windows10 その特徴と機能について」★━━

◆Windows10とは◆
マイクロソフトが開発・リリースしたオペレーティングシステムで、昨年7月29日から
提供が開始されました。パッケージ提供とは別に、Windows 7 SP1とWindows 8.1を使
っているユーザーであれば、発売から1年間(2016年7月28日まで)は無償アップグレ
ードが可能となっています。アップグレードにかかる時間は約1~2時間程度となってい
ます。従来のWindowsとの違いとして、Windows10では「サービスとしてのWindows」
(Windows as a Service)という考え方に基づき、「OSのメジャーアップデート(ナンバリ
ングの変更に相当する大きな更新)がアップデートプログラムにより提供されるようにな
る」事が挙げられます。

◆Windows10の機能について◆

【スタートメニュー】
Windows10ではWindows8で廃止されたスタートメニューが使用可能となりました。
しかし、Windows10の「すべてのアプリ」は表示が頭文字別に括られた状態で表示される
ため、Windows7と同じようにアプリの一覧をスクロールして目的のアプリを探す方法では
少々時間が掛かります。代わりに「検索ボックス」からアプリ名を検索したり、インデ
ックスの一覧から絞り込む事で素早く見つける事が出来ます。また、よく使用するアプリ
が決まっている場合は、スタートメニューの横に表れるタイル(Win8から追加)に登録して
おくことをお勧めします。

【Cortana】
Windows10では、昨年11月のアップデートにより音声を認識して操作を行うことのできる
音声アシスタント機能「Cortana(コルタナ)」が追加されました。同じ音声アシスタント
機能としては、Appleの「Siri(シリ)」がよく挙げられます。しかし、Cortanaにはユー
ザーが音声入力した内容や検索した情報を「学習」し、よりユーザーに合った答えを返す
ようになるという特徴があります。Cortanaを使うと、音声によるタスクの管理(予定/
アラームの登録)や、情報の検索(Web検索、乗換案内、経路案内など)などを行うこと
が出来ます。

【アクションセンター】
タスクバーの右側にあるアイコンから表示できる「アクションセンター」では、システム
やアプリからの通知をスマートフォンの通知画面のようにまとめて確認する事が出来ます。
通知を表示するアプリの設定などもできるので、アクションセンターの表示だけで予定や
アラーム、メールの確認が可能となります。

【タスクビュー】
今までアクティブアプリの切り替えといえば、「Alt」+「Tab」キーによる操作が定番でした。
しかし、任意のアプリに上手く切り替えられない事もあるため、アプリを少なく保つことで
やりくりしてきた方が多いと思います。Windows10で追加された「タスクビュー」機能では
「仮想デスクトップ」を作成して、デスクトップごとに作業の関連アプリを振り分けたり、
即座に切り替えたりすることが出来ます。例えば、「仮想デスクトップ」を2つ作成し、
それぞれにExcelと転記用の資料、PowerPointと議事録を表示しておきます。
Excelへの転記作業を行うときはデスクトップ①を、打合せ資料を作成するときはデスク
トップ②を表示する事で、各作業への移行をスムーズに行うことが出来ます。仮想デスク
トップを複数作成し、作業ごとに切り替える事で作業効率の向上が図れるかもしれません。

◆まとめ◆
Windows10では多くの新機能が追加されました。全ての機能を直ぐに使いこなす事は困難
かもしれませんが、今ある情報を参考にしながら手探りで理解していくというのも面白い
かもしれません。
また、今後Windows10への移行を予定している方は、アップグレード前に念の為現在の
システムのバックアップの取得や、アプリケーション/デバイスの互換性を確認するなどの
準備をしてアップデートされる事をお勧めします。

<参考リンク>
https://ja.wikipedia.org/wiki/Microsoft_Windows_10
https://dekiru.net/category/windows-office/windows-10/
http://www.lifehacker.jp/2015/08/150807win10_best_features.html
http://ascii.jp/elem/000/001/034/1034914/
http://www.forest.impress.co.jp/docs/special/20150729_713835.html

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━━★世界のITトレンド 「広がるネットスーパーの利用」★━━
時間の節約・お金の節約に繋がるという利点から、日本でも日常的にオンラインショッピ
ングを利用する人は増加しています。昨年行われた総務省の調査では、約3割の世帯がオ
ンラインショッピングを利用していると回答しています。
ショッピングサイトの中には食材や日用品に特化した「ネットスーパー」のカテゴリも
存在していますが、日本での利用率は低く、普及しているとは言い難い現状があります。
しかし、少子高齢社会の日本において「食材を家まで宅配してくれる」ネットスーパーの
普及が、高齢者や子育て世帯の暮らしを変えるきっかけとなる可能性もあります。
今回は海外(主にイギリス)の事例を中心に、ネットスーパーについてお伝えしたいと思います。

●海外におけるネットスーパーのシェア
イギリスでは近年、オンラインショッピングにおける食料雑貨販売額の増加ペースが著しく、
食料雑貨市場全体の6%がオンラインによる売上げであるとされています。急速にIT化が進む
アジア地域では、とりわけ中国の食料宅配サービス利用率の高さ(37%)が目を引きます。
アメリカでは食料雑貨市場全体に占めるネットスーパーの販売額の割合は低いながらも、
Amazonやウォルマートなどの小売り大手がネットスーパー市場を徐々に拡大しています。

●ネットスーパーならではの工夫
イギリスのスーパーTescoは様々な顧客層にマッチした商品をプライベートブランド(PB)
として開発しており、取扱い商品に占めるPBの割合を高くすることで利用者の幅広いニ
ーズにマッチした商品をオンラインで提供できるようにしています。また、ネットスーパ
ー限定商品の存在もネットスーパーの付加価値を高めています。
ネットスーパーの場合、実際に商品を見て買うことが出来ないため、商品の状態を詳しく
知りたいと思う消費者も多いと思います。
そういった不安解消のため、イギリスのMorrisonsでは商品の新鮮さを毎日チェックして
5段階で表したり、商品到着時の返品を無料で受け付けたりしています。
また、Tescoでは商品注文時にコメントを付けておくことで、購入者が求める物を代わり
に選んでくれるといったサービスを行っています。

●日本のネットスーパーのこれから
ニールセンの分析によるとネットスーパーの普及には、輸送時の衝撃または商品の鮮度が
原因で「想定と違う商品」となってしまった際の補償や、見やすく使いやすい(読み込み
が早い)サイトにする事、他社(宅配サービス)と提携してコストを削減する事などが重
要とされています。
今の日本のネットスーパーには何が求められているのでしょうか。賞味期限や鮮度に関する
情報の表示、操作や画面遷移が分かりやすいサイト、実店舗との連携サービス…。利用者の
ニーズにどのように応えていくのか、今後のネットスーパーの発展に期待が高まります。
<参考リンク>
http://www.garbagenews.net/archives/2243770.html
https://www.keieiken.co.jp/monthly/2010/1001-5/index.html
http://www.igd.com/Research/Shopper-Insight/The-growth-potential-of-online-grocery/
http://www.oliverwyman.com/content/dam/oliver-wyman/global/en/2014/oct/OW_Future%20of%20Online%20Grocery_Final_ENG.pdf

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━━★IT トレンド情報★━

1. 情報セキュリティ事件の2015年総まとめ
2015年に発生した主要な情報セキュリティ事件が紹介されています。事件が起こった背景や、
問題点、注意点についてのまとめを読んで去年を振り返り、新しい年の始まりに情報
セキュリティへの関心をよりいっそう高める事が出来そうです。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1512/25/news059.html

2. Apple、来年4月に4インチ画面の「iPhone 6c」を発売か
米Appleは2015年12月23日(現地時間)、画面サイズが4インチと、iPhone5sと同じと
なる「iPhone 6c(名称未定)」の発売を示唆しました。発売時期は2016年4月頃で、
低価格モデルとしての位置づけを考えていると見られています。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/122404179/

3. SQL Server 2005のサポートが2016年4月に終了、「早急に移行計画を」呼びかけ
日本マイクロソフトは12月2日、SQLServer2005(2005年リリース)のサポートを、2016
年4月12日に終了する事を発表しました。日本マイクロソフトの佐藤氏によると、
無償版のSQL Server Expressは会計ソフトなどのパッケージソフトに同梱される場合が多く、
ユーザーがSQL Serverを使っている事に気づいていないケースもあるため、パッケージ
ベンダーと強調しながら移行を呼びかけているとの事です。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/120303962/

4. Google、パスワード不要のログイン方法をテスト中
米Googleがスマートフォンを使うことによってパスワードなしでGoogleサービスにログイン
する方法をテスト中であるとの情報が発表されました。スマートフォン自体をログイン
ツールとする事で、脆弱なログインパスワードより高いセキュリティが確保できると、
注目を集めています。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1512/24/news056.html

━━★マイクロソフト セキュリティ情報★━━

 ~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2015年 10月分)

  深刻度:緊急「3件」重要「3件」
詳細情報:https://technet.microsoft.com/ja-JP/library/security/ms15-oct.aspx

 ~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2015年 11月分)

  深刻度:緊急「4件」重要「7件」
詳細情報:https://technet.microsoft.com/ja-JP/library/security/ms15-nov.aspx

 ~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2015年 12月分)

  深刻度:緊急「8件」重要「4件」
詳細情報: https://technet.microsoft.com/ja-JP/library/security/ms15-dec.aspx

━━★APEX セキュリティ情報★━━

■初めに APEXセキュリティ情報とは
  APEXセキュリティ情報は、各セキュリティ情報や製品情報を
  弊社が特選し掲載をするものです。
  Microsoft社に限らず、重要だと判断した情報は展開しておりますので
  ご活用頂ければ幸いでございます。

  情報源は、JPCERT/CCを主としております。
  JPCERT/CC : http://www.jpcert.or.jp/

【1】Adobe Flash Player の脆弱性

  ●概要
Adobe Flash Player には、複数の脆弱性があります。
   第三者がこれらの脆弱性を使用し、細工したコンテンツをユーザーに開かせる事で
   Adobe Flash Player を不正終了させたり、任意のコードを実行させたりする
   可能性あります。

●対象バージョン
   - Adobe Flash Player 20.0.0.228 およびそれ以前
   (Internet Explorer、Microsoft Edge、Google Chrome)
– Adobe Flash Player 20.0.0.235 およびそれ以前
(Mozilla Firefox、Apple Safari など)

  ●対応策
   Adobe Flash Player を以下の最新のバージョンに更新してください。

   - Adobe Flash Player 20.0.0.267
(Internet Explorer (Windows 8, 8.1及び10)、Microsoft Edge、Google Chrome、Mozilla Firefox など)
   - Adobe Flash Player 20.0.0.270
(Internet Explorer)
   - Adobe Flash Player 20.0.0.272
(Internet Explorer 11 (Windows 10)、Microsoft Edge)

Internet Explorer や Microsoft Edge では、Windows Update などで最新の
Adobe Flash Player が更新プログラムとして提供されます。また、GoogleChrome は、
Google Chrome のアップデート時に、Adobe Flash Player が更新されます。

  ●情報源
   http://www.jpcert.or.jp/at/2016/at160001.html
   https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/2755801.aspx

【2】ISC BIND 9 サービス運用妨害の脆弱性

●概要
ISC BIND 9 には、サービス運用妨害 (DoS) の原因となる脆弱性があります。
本脆弱性を使用された場合、遠隔からの攻撃によって named が異常終了する
可能性があります。

●対象バージョン
ISC BIND
– 9.9系列 9.9.8 より以前のバージョン
– 9.10系列 9.10.3 より以前のバージョン

●対応策
ISC社から、脆弱性を修正したバージョンのISC BINDが公開されています。
また、今後各ディストリビュータなどからも、修正済みのバージョンが提供されると
思われますので、十分なテストを実施の上、修正済みのバージョンを適用することを
ご検討ください。

脆弱性を修正したバージョンは以下の通りです。
ISC BIND
– BIND 9 version 9.9.8-P2
– BIND 9 version 9.10.3-P2

  ●情報源
http://www.jpcert.or.jp/at/2015/at150043.html

【3】Oracle Java SEのアップデート

  ●概要
   Java SEJDKおよびJREには複数の脆弱性があります。
   第三者がJavaを不正終了させたり、任意のコードを実行する可能性があります。

●対象バージョン
   – Java SE JDK/JRE 8 Update 60 およびそれ以前
※ 既にサポートを終了している Java SE JDK/JRE 6および 7 についても同様に
脆弱性の影響を受けるとのことです。

  ●対応策
   修正済みソフトウェアへのアップデートを行ってください。
   – Java SE JDK/JRE 8 Update 65

※ 今回のアップデートについては、クリティカルパッチアップデート (8u65) と
同時に、複数バグの累積パッチであるパッチセットアップデート (8u66) が
公開されています。8u66 には 8u65 の内容に加えて、脆弱性以外の修正も
含まれていますので、必要に応じて適用を検討してください。

  ●情報源
   http://www.jpcert.or.jp/at/2015/at150038.html

━━★お知らせ★━━

 ~お問い合わせ窓口に関するご案内~

  より良い保守サービスを皆様にお届けさせて頂く為に、
  可能な限り障害発生時の第一報を下記までご連絡下さいますよう、
  ご協力をお願い申し上げます。

 【連絡先】

電話番号: sales
※ 中部地区以外のお客様につきましては、保守メニュー
によって別の電話番号をご案内させて頂いている
場合がございますので、その場合は引き続き現状の
電話番号をご利用下さい。

メールアドレス(保守専用): helpdesk
※ 保守メニューによっては、個別のメールアドレスを
ご案内させて頂いている場合がございますので、
その場合は引き続き現状のメールアドレスをご利用下さい。

  より一層「お客様の為」のサービスとなるよう、
  保守環境の 整備を実施して参りますので、引き続きご愛顧の程、
  よろしくお願い申し上げます。

 ~DM配信スケジュール~
  3か月に1度(春号:4月 夏号:7月 秋号:10月 冬号:1月)配信予定

 ~ご質問受付について~
  今号でご紹介致しましたITトレンド情報及び技術情報、
  または弊社についてのご質問をお受けいたします。
  なお、ご質問内容に関しては、事前に公開可否をお伺いさせて頂きます
  ので、その旨予めご了承下さいますよう、よろしくお願いいたします。

  ご質問は下記までお願いいたします。

  ヘルプデスク : helpdesk

  ぜひお待ちしております。
  #回答は次号以降、順次させて頂く予定です。

 ~次号配信予定~
  2016年4月1日(水)

【編集後記】
あけましておめでとうございます。
年末年始、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?

私は近所の神社で参拝の列に並びながら元旦を迎え、二年参りをするという
恒例行事を済ませ、いつもと同じように新年を迎える事が出来る事が出来ました。

こうして新しい年を迎える度に、一年を精一杯やりきる事の難しさを感じます。
年が終わる前に振り返って気付いた「やり残し」を今年はこなせるように、
気を引き締めていきたいと思います。

では、次号も皆様へ笑顔をお届けできますように。

 ◆◇————————————-
  【文責】 APEX ソリューション推進部            
   APEX NEWS 編集者 石川                  
  —————————————◇◆

編集責任者: 石川 智景
発行責任者: 新開 康彦

内容のお問い合わせについて、また本メールの配信停止については
お手数ですが、下記までご連絡をお願い致します。

株式会社エイペクス
ソリューション推進部
TEL : sales
Email : helpdesk

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