ITコンサルティング・構築・開発・保守・教育までサポートする株式会社エイペクス

APEX NEWS Vol.45

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   APEX NEWS 
 2018 年 冬号 Vol.45
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平素よりお世話になっております。株式会社エイペクスでございます。
本メールは、弊社と保守契約を締結して頂いているユーザーの皆様へ、
保守サポートの一環として、パッチ情報を中心とした「ご案内」を
配信させて頂くものです。
※3か月に1度(春号:4月 夏号:7月 秋号:10月 冬号:1月)の定期的な配信を
予定しております。
より一層のサービス向上を目指し、弊社社員一同邁進してまいりますので、
これからもよろしくお願い致します。
※配信停止をご希望されるお客様は、末尾をご覧下さい。
※本メールは等幅フォントで最適化しております。

◆━ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○ PICKUP
    『VRは未来の『現実』をどう変えるか』
○ ITトレンド情報
    トヨタのコネクテッドカーが集めた情報で料金算出、
    本邦初の自動車保険 など
○ 技術情報
    1. Microsoft 月例更新セキュリティ情報(10月~12月分)
    2.APEXセキュリティ情報
○ お知らせ
    お問い合わせ窓口に関するご案内
    DM配信スケジュール
    ご質問受付について
    次号配信予定
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━━★PICKUP「VRは未来の『現実』をどう変えるか」★━━
情報技術の発展により、片手に収まる小さな機械で地球の裏側に居る人と
話したり、いつでもどこでも買い物が出来るようになりました。
このように、情報技術はこれまであり得なかったこと、
空想の世界にしかなかったものを現実のものに変えてきました。
昨今はついに、情報技術を駆使して現実の我々が空想の世界に没入する
「仮想現実(VR)」が話題となっています。

コンピュータを使った疑似世界=仮想現実はSFジャンルでよく扱われるテーマでもあり、
ニューロマンサー、トータル・リコール、マトリックスなど様々な作品に登場しています。
人々が夢物語に描いてきた世界が、少しずつ現実のものとなっていることを実感します。
そんなVRの多様な活用方法について、今回は新入社員の堀がご紹介いたします。

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近頃、VRという言葉や、またそれを利用したコンテンツを至る所で
目にするようになってきました。
そこで、今回はVRとその活用事例について紹介したいと思います。

〇VRとは
VR(Virtual Reality)とは、コンピュータによって作り出された
CGや音響を利用して、仮想空間を作り出し、まるで自分が現実に
そこにいるかのような感覚を体験する技術のことです。
VRの特徴として、頭部全体を覆うヘッドマウントディスプレイを装着して
体験するという点が挙げられます。
視界をディスプレイで覆い、耳にヘッドフォンを装着することで
現実世界の情報を制限し、仮想空間への没入感を深めます。

〇VRの活用事例
今まで現実では出来なかったこと、想像上の産物でしかなかったものを
仮想空間で実際に行える、または体験出来るようになるVRの可能性は幅広く、
様々な業界において注目されています。
VRが利用されているシーンにはどのようなものがあるのか、ご紹介いたします。

1. ゲーム
VRが最も活用されている業界と言えば、ゲーム業界です。
長年、テレビやスマートフォンといった四角の画面で遊んでいた
ゲームの世界が、VRによってゲームの世界そのものに入り込んでいるような
体験が得られるようになっています。
「匂い」や「触感」を感じることができる技術も開発されているので、
これからの進化にますます期待できる業界と言えるでしょう。

2. 医療
トラウマや辛い経験を持つ人に対し、あえてその記憶や経験を再体験させる
治療法があります。この治療法とVRを組み合わせ、高所恐怖症の患者に対し、
VRで高層ビルの上に立っていると錯覚させて治療するといった例があります。
また、VRで作られた患者の解剖図を医師が手術中に活用している場面も見られます。
今後、VRが医療分野の革新を促す技術となるかもしれません。

3. スポーツ
多くの人から愛されている娯楽と言えるスポーツ観戦ですが、
VRを利用することで、実際にスタジアムやフィールド内にいるかのような臨場感、
そしてこれまでのスポーツ放送では見たこともないような視点での映像を
体験することが出来ます。
実際に野球やゴルフ、プロレスなどはVR動画が配信されており、
スポーツをVRで観ることは徐々に一般化していくのではないでしょうか。

4. ライブ映像
VRを利用して、実在のアーティストや架空のキャラクターのライブに
参加することが出来ます。
また、自宅からでも実際にライブ会場に足を運ぶことでしか
体験できなかった熱気や一体感を身近に感じ取ることが出来ます。
常に特等席の臨場感で楽しむことができるのは、VR特有のものと言えるでしょう。

5. 教育
VRの強みである疑似体験を活用する事で、通常では立ち入れない場所や
見ることの出来ない風景を簡単に知ることができます。
例えば、教室に居ながらにして国内外の遺跡や名所を体験することが出来ます。
外国にしか生息していない生物の観察も出来ますし、
本来であれば危険が伴う科学実験も安全に体験することが出来ます。
VRを利用することで、これまではできなかった教育・学習をする事が出来るでしょう。

6. 小売
小売業界でも、徐々にVRを取り入れています。
例えば、実店舗をバーチャル化することで、実際に店舗に行かなくとも
VR上でショッピングが出来るようになった店があります。
また、家具・インテリア業界では自宅の風景をVR化し、
新たに購入する家具が合うかどうか確かめることが出来るという、
VR上でのインテリアコーディネートの取り組みも進んでいます。

7. 自動車
自動車販売店において、カタログ通りの車ではなく、
自分好みにカスタマイズした車が欲しいという購入者からの声があります。
その要望に応えるように、VR上に表示されている車を
購入者自身の好みになるように細かくカスタマイズし、
実際にその通りの車を提供することができる技術が開発されています。

現在、VRと聞くとまだゲームや映画のイメージが強いかと思います。
しかし、VRは単なる娯楽にとどまらず、医療や教育、スポーツなど幅広い業界から注目されている、
多様な活用方法・無限の可能性を持った技術であると思います。
VRによって、今後各分野がどのように発展し、
また未来がどのようなものになるのか、目が離せません。

ご感想・ご質問はこちら
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  └─→ helpdesk

━━★IT トレンド情報★━
1. トヨタのコネクテッドカーが集めた情報で料金算出、本邦初の自動車保険
急加速や急減速、走行速度などのデータを収集・分析し、
安全運転ならば保険料が割り引かれる自動車保険が登場した。
安全運転が客観的に評価されることで事故が減れば、保険会社にもメリットがある。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/346926/122501259/

2.「3倍速いRuby」が登場、有名開発者が速さの秘密を語る
2017年12月25日、プログラミング言語Rubyの新バージョン(Ruby2.5)が公開された。
処理の高速化に向けた様々な改良がなされている。
オープンソースであるRuby言語の開発者(コミッター)達が改善点について語る。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/346926/010501264/
3. 古いCPUで顕著な性能低下も、脆弱性問題で企業は大わらわ
Meltdown(メルトダウン)、Spectre(スペクター)と呼ばれる二つの脆弱性が
新年早々報じられた。インテル、AMD、ARMなどが持つ高速化機能が悪用され、
メモリー上の機密情報を不正に読み取られる可能性がある。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/346926/011101270/

4. NEC、英ITサービス企業を買収 713億円 顔認証技術の海外展開強化
NECは1月9日、警察機関や自治体を対象としたソフトウェア事業を手掛ける
英国のITサービス会社「ノースゲート・パブリック・サービス」を約713億ドルで買収した。
NECは顔認証技術による不審者特定などのセーフティ事業を成長の柱と位置付けている。
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180110/bsj1801100500001-n1.htm

━━★マイクロソフト セキュリティ情報★━━
 ~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2017年 10月分)
  深刻度:緊急「8件」重要「3件」
  詳細情報:https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2017/10/11/201710-security-bulletin/

 ~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2017年 11月分)
  深刻度:緊急「4件」重要「7h件」
  詳細情報:https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2017/11/15/201711-security-bulletin/

 ~Microsoft 月例更新セキュリティ情報~(2017年 12月分)
  深刻度:緊急「4件」重要「9件」
  詳細情報:https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2017/12/13/201712-security-updates/

━━★APEX セキュリティ情報★━━
■初めに APEXセキュリティ情報とは
  APEXセキュリティ情報は、各セキュリティ情報や製品情報を
  弊社が特選し掲載をするものです。
  Microsoft社に限らず、重要だと判断した情報は展開しておりますので
  ご活用頂ければ幸いでございます。

  情報源は、JPCERT/CCを主としております。
  JPCERT/CC : http://www.jpcert.or.jp/

【1】Apache Tomcatの遠隔からの任意コード実行脆弱性
●概要
  アドビから Adobe Flash Player に関する脆弱性の情報 (APSB18-01) が公開されました。
  脆弱性を悪用したコンテンツをユーザが開いた場合、情報が漏えいする恐れがあります。

●対象バージョン
  - Adobe Flash Player Desktop Runtime (28.0.0.126) およびそれ以前
  (Windows, Macintosh および Linux)
  - Adobe Flash Player for Google Chrome (28.0.0.126) およびそれ以前
  (Windows, Macintosh, Linux および Chrome OS)
  - Adobe Flash Player for Microsoft Edge and Internet Explorer 11 (28.0.0.126) およびそれ以前
  (Windows 10 および Windows 8.1)

●対応策
  Adobe Flash Player を次の最新のバージョンに更新することをご検討ください。
  - Adobe Flash Player Desktop Runtime (28.0.0.137)
  (Windows, Macintosh および Linux)
  - Adobe Flash Player for Google Chrome (28.0.0.137)
  (Windows, Macintosh, Linux および Chrome OS)
  - Adobe Flash Player for Microsoft Edge and Internet Explorer 11 (28.0.0.137)
  (Windows 10 および Windows 8.1)

●情報源
  https://www.jpcert.or.jp/at/2018/at180001.html

【2】2018年 1月マイクロソフトセキュリティ更新プログラムに関する注意喚起
●概要
  マイクロソフトから 2018年 1月のセキュリティ更新プログラムが公開されました。
  本情報には、深刻度が「緊急」のセキュリティ更新プログラムが含まれています。
  脆弱性を悪用された場合、リモートからの攻撃によって
  任意のコードが実行されるなどの恐れがあります。
  脆弱性の詳細は以下のURLをご参照ください。
  2018 年 1 月のセキュリティ更新プログラム
  https://portal.msrc.microsoft.com/ja-jp/security-guidance/releasenotedetail/858123b8-25ca-e711-a957-000d3a33cf99

●対応策
  Microsoft Update、もしくは Windows Update などを用いて、
  セキュリティ更新プログラムを早急に適用してください。

【3】Mirai 亜種の感染活動に関する注意喚起
●概要
  2017年11月ごろより、国内において Mirai の亜種による感染活動が確認されています。
  Mirai やその亜種などのマルウエアに感染した機器は、ボットネットに取り込まれ、
  攻撃者により遠隔から命令をうけて、DDoS 攻撃などに悪用される可能性があります。
  JPCERT/CC、情報通信研究機構 (NICT) 、警察庁等の調査により、感染の拡大のメカニズムに、
  既知の脆弱性 (CVE-2014-8361) が悪用されていることが確認されています。
  また、調査の結果、感染に至っている機器の多くに、ロジテック株式会社製
  ブロードバンドルータの一部製品が含まれていることも確認されています。
  公開情報には、HUAWEI 社のルータ (HG532) が対象となっているとの情報もあります。
●対象
  ロジテック株式会社によると、Mirai 亜種の感染拡大に用いられている脆弱性の
  影響を受ける製品およびバージョンは、次のとおりです。
– LAN-WH300N/DR Ver2.14 より前
– LAN-W300N/DR Ver2.14 より前
– LAN-WH300N/DRCV Ver2.14 より前
– LAN-WH300N/DRCY Ver2.14 より前
– LAN-W300N/R Ver2.33 より前
– LAN-W300N/RU2 Ver2.33 より前
– LAN-W300N/RS Ver2.33 より前
– LAN-W300N/P Ver3.09 より前
– LAN-W300N3L Ver1.13N3L より前
– LAN-WH300N/DGR Ver1.26 より前
– LAN-WH300N/DGRU Ver1.26 より前
●対応策
  上述の製品について、ロジテック株式会社からは、修正済みの
  ファームウエアが提供されています。当該製品の利用者は、ファームウエアが
  修正済みのバージョンになっていることをご確認ください。
  なお、既に感染した機器は、修正済みのファームウエアにアップデートすることで
   Mirai 亜種が削除されます。

━━★お知らせ★━━

~お問い合わせ窓口に関するご案内~

  より良い保守サービスを皆様にお届けさせて頂く為に、
  可能な限り障害発生時の第一報を下記までご連絡下さいますよう、
  ご協力をお願い申し上げます。

【連絡先】

  電話番号: sales
   ※ 中部地区以外のお客様につきましては、保守メニュー
     によって別の電話番号をご案内させて頂いている
     場合がございますので、その場合は引き続き現状の
     電話番号をご利用下さい。
  メールアドレス(保守専用): helpdesk
   ※ 保守メニューによっては、個別のメールアドレスを
     ご案内させて頂いている場合がございますので、
     その場合は引き続き現状のメールアドレスをご利用下さい。

  より一層「お客様の為」のサービスとなるよう、
  保守環境の 整備を実施して参りますので、引き続きご愛顧の程、
  よろしくお願い申し上げます。

~DM配信スケジュール~
  3か月に1度(春号:4月 夏号:7月 秋号:10月 冬号:1月)配信予定

~ご質問受付について~
  今号でご紹介致しましたITトレンド情報及び技術情報、
  または弊社についてのご質問をお受けいたします。
  なお、ご質問内容に関しては、事前に公開可否をお伺いさせて頂きます
  ので、その旨予めご了承下さいますよう、よろしくお願いいたします。

  ご質問は下記までお願いいたします。

  ヘルプデスク : helpdesk

  ぜひお待ちしております。
  #回答は次号以降、順次させて頂く予定です。

~次号配信予定~
  2018年4月18日(水)

【編集後記】
 昨年の7月にリリースされ大人気を博したポケモンGoは、現実の位置情報と画像を利用した
拡張現実(Augmented Reality)技術を利用していました。
現実世界にポケモンが居て、そこまでいけば捕まえられるというのは
ポケモン世代の子供の頃の夢が少しだけ叶ったような気分で、心をグッと握られました。
こんなことが出来たらいいな、あんなことが実現したらなぁという夢を叶えるお手伝いを
情報技術の視点からも出来るものだと気付きました。

一方、現実的に考えるとVR技術は電子書籍と同様、過去に何度も製品化されてきましたが、
商品市場を確保・維持することが難しい技術でもあります。
後輩から「VRをテーマにしたい」と聞かされた時に真っ先に思い浮かんだのは
1995年任天堂発売のバーチャルボーイのことでした。
PSVRの話題もやや失速気味ですが、新しい技術を「当たり前」にしていくことで
より明るい未来に近づくことができるはずです。

では、次号も皆様へ笑顔をお届けできますように。

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  【文責】 APEX ソリューション推進部            
       APEX NEWS 編集者 齋藤                 
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編集責任者: 齋藤 臨
発行責任者: 新開 康彦

内容のお問い合わせについて、また本メールの配信停止については
お手数ですが、下記までご連絡をお願い致します。

株式会社エイペクス
ソリューション推進部
TEL : sales
Email : helpdesk
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